1980.2.10 越後・信州縦断ルートpart6
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322レの続きです。
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322レの続きです。
再び列車が動き出す。相変わらず雪が降り続く。 こういう雪景色は今まで何度となく見てきたが、いつ見ても心が和む。さだまさしさんの歌のように、雪に埋もれた田んぼの真中にひとつの案山子が頭を出していれば最高の風景なのだが、残念ながらこんな光景はなかった。
車掌氏のアナウンス「次は黒姫でございます。黒姫では特急列車退避の為7分ほど停車いたします。」・・それきり沈黙してしまった。出来れば黒姫・妙高に付いてのガイドが欲しかったが、こんなお客の少ないローカル鈍行には無理な注文か・・。


新複線化区間。架線が張られているが、下にあるはずのレールは雪に埋もれて・・

空いた車内
複線化工事の進んだ信越本線を一気に南下して322レは長野を目指すのだが、こういったところに冬の信州の美しさがある。そんな景色に見入っていると黒姫に停まった。ここで上下の 『 白山 』 を待つのであるが、この優等列車退避というのが鈍行の味であり、また気の短い人には頭にくるところでもある。ここまでくると先程の妙高高原より雪が少なくなった気がする。



『 白山1号 』 到着~発車

黒姫ホーム
金沢行『 白山1号 』 が反対側2番線に停車。運転停車でドアは開かない。そして間もなく上野行『 白山2号 』 が1番ホームを通過して行った。黒姫駅が一杯になる一瞬である。『 白山1号 』 が出て行くと、黒姫駅にはこの322レだけになってしまった。ここからの数人の客がドアに消えると発車ベルが鳴り、「13時8分発各駅停車長野行の発車でございます」 ベルが鳴り終わると今度はEF6244のホイッスルが鳴り、ガタン!と動き出した。
広い雪原の真中をぐんぐん加速して滑り降りていく。間もなく古間である。
広い雪原の真中をぐんぐん加速して滑り降りていく。間もなく古間である。

古間
この駅は大きくカーブしているのでホーム上にテレビカメラがセットされ、車掌氏が監視する。異常がなければ列車は発車となる。幸い何事もなく列車は動き出した。



再び川沿いに雪景色が展開する。

飯山線DC
そろそろ雪景色が尽きるころ、左手から飯山線が迫り豊野に着く。ここでは飯山線の下りDCが待っている。

キップ




北長野ではEF62重連の荷物列車がいる。5両の荷物車をEF62重連で牽引して信越国境に挑む中々豪華?列車である。
322レは第二のゴール、長野を目指して発車。長野運転所の片隅にキロ27(キロ28の横軽版)が1両放置され、解体の日を待っていた。・・定刻の14時01分、長野駅5番線に歩みを止めた。
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